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国の名勝文化財指定“猿橋”
JR中央線の猿橋駅から甲州街道を東に15分ほど歩くと、日本三奇橋のひとつに数えられる『甲州猿橋』があります。断崖せまる渓谷美の桂川にかけられており、古くから名勝・奇勝の地として知られ、数々の文人・墨客・才人達がこの橋を訪れて、さまざまな足跡と作品を残していきました。
猿橋の歴史は古く、江戸期の甲州街道時代をはるかにさかのぼり、初めて架けられたのは、
七世紀(推古天皇の時代)頃ではないかといわれています。渡来した百済の工人が、川岸の梢から猿たちが群れをなして川を渡る姿をヒントに、橋脚を用いず棟木と横桁を何段も重ねて
中央で結合するという独自の構造を考案し、この橋を架けたという伝承が語り継がれています。
現在の猿橋は、総工費3億8千万円を費やして昭和59年(1984年)に架け替えられたもので、
国の名勝文化財指定の地として、平成の旅人たちを迎えています。

